a gallery 第3室

   
 作品の傾向としては第2室と変わりはないのですが、特に波と風・空気と水 の動きにこだわって集めてみました。
 時期も第2室のものとほとんど同じか、ややこちらの方が早いかなって感じ です。ですからこれも習作のつもりで描いていました。「出来るだけ大きなタッ チで形をはっきり描かないようにする」というのが、この頃のテーマでした。
 それに体が不自由なこともあって、取材にあまり行けないため、どうしても 頭で構成する作品が多くなります。波とか風なんかは、もともと形の無い物だか ら、どんな風にでも構成できる。 そういう意味でも、波と風というのは願って もないモチーフだったんです。
 そして、形の見えないものを描いていたことが、後の抽象画へとつながって いったのかもしれません。
 またこの頃、俳句を作るようになり、タイトルに季語を多く使うようにもな りました。
   


油絵サンプル
油絵サンプル
風濤(ふうとう)       濤声(とうせい)


油絵サンプル
油絵サンプル
油絵サンプル
東風(こち)    凪(なぎ)    風伯(ふうはく)

油絵サンプル
油絵サンプル
涅槃西風(ねはんにし)       涛聲(とうせい)



第4室へ